地域おたからワークショップを開催しました! その2

その1の投稿から時間がたってしまいました。。。
ちょうど1ヶ月前、8月19日の様子をレポートします。

8月19日(月) @旭マルチメディアセンター(旭地域 明木地区)

対象地域:旭地域・むつみ地域
参加者:24名

  • 旭地域 明木地区のみなさん
  • むつみ地域のみなさん
  • 萩まちじゅう博物館推進委員会地区部会委員
  • NPO萩まちじゅう博物館会員

(1)入門講座「萩まちじゅう博物館 おたから再発見」

西山教授から、地域のおたからの再発見やデータベースの重要性とそのマネジメントの可能性などについて話を聴きました。

(2)明木地区でのおたから調査

2つの班に分かれ、班の中で班長やおたからメモ記録係、地図記録係、写真記録係といった役割分担をし、マルチメディアセンターを出発して、明木図書館や萩往還、明木神社、赤間関街道などを回り、おたからの拾い上げと記録をする調査を行いました。

(3)おたから情報の整理

会場に戻り、現地で拾い上げたおたから情報の整理を行いました。大判の地図に、おたからの位置や名前を記録したり、おたからカルテ用紙に情報を記録したりおたからカルテ用紙に情報を記録したりしました。

日頃から明木のことに詳しい方や前日のワークショップ参加者などがリード役となって、にぎやかにおたからの情報整理は進んでいきました。


(4)発表・講評

最後は班ごとに見つけたおたからを発表しました。
西山教授からの講評では、「本格的に調査していくにあたっては、古地図や古い地籍図など、その土地の来歴がわかるような図と航空写真を重ね合わせることによって、昔から変わらないものと変わったものを確かめるような方法も利用すること」、「街道筋や水路など足ですべてをたどることが難しいものも、空間要素のおたからとして地図に線を記すこと」、「誰もが心安らぐ美しい景色…きれいな山に囲まれ、川が流れ、水田が広がり、その中に赤瓦の家が伝統的な配置で建つ…という基本的な景観の魅力がずっと変わっていないことがすばらしい。こういった景観をどうやって未来に伝えていくかと考えたときに、水路や道筋、玉石の石積み、そういったものを改めてきちっと意識して、そこにまつわるいろんなお話というのも書き出していかなくてはならい」など、これからの調査で大切なポイントや方向性を教えていただきました。

前日同様、限られた時間・場所での体験でしたが、明木ののどかな風景の中で、その土地の人々が大切にしてきたおたからを見つけることで、地域の魅力を再発見する楽しさを感じていただくことができたのではないでしょうか?

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!